百合を知らない人に「安達としまむら」を紹介するブログ

    超人気ライトノベル、「安達としまむら」をご存知でしょうか。花粉のように百合が舞っている現代。百合界のリーサルウェポンとまで呼ばれている「安達としまむら」を知らないのは率直に言って勿体無いです。と言うわけで、今回は「安達としまむら」、略してあだしまの紹介をしていきます。はっきり言って僕は紹介が下手なので、このブログを読んであだしまについて興味が湧いたよ!という方は、他の方の考察ブログとかを読んでください。お願いします。

 

    安達としまむらは、タイトルの通り「安達」と「しまむら」の物語です。本当に純度100%安達としまむらの2人だけで構成されている物語なので(勿論2人以外にも登場人物はいますが)、タイトルに偽りなしと言えるでしょう。すごい。授業をサボりがちな2人の女子高生が体育館の2階で知り合い仲を深めていくというシンプルな物語なんですが、シンプル故の奥深さがあり、素材の味を活かし無駄な調味料は使わない"勝負"のライトノベルである本作品には、読者の心を揺さぶる"何か"が隠されています。一体何なんだ……?

 

    あだしまは所謂百合作品なんですが、百合を知らない、もしくは苦手という方もいると思います。百合とはなんなのか。簡単に言うと女性同士の恋愛、またはそれに近い親密な関係が百合と呼ばれています。が、明確に定義しろと言われるとなかなか難しいです。正直結構曖昧な部分があると思います。これ以上喋ると怒られそうなのでやめますが、まあ女性同士の"何か"を百合と呼んでいるという認識で大丈夫だと思います。そこら辺緩いので。百合が嫌いな方にもあだしまはおすすめできます。この作品において性別はあまり重要ではなく、「安達」と「しまむら」の関係性のみが主題となっているので、単純に人間ドラマとして楽しめると思います。

 

    あだしまの魅力の一つに、地の文の多さがあります。心理描写が豊富で、安達はこの場面でどのような気持ちでこんな行動をしたのかというような部分がしっかりと掘り下げられています。小説を読むのが苦手という方や考察が苦手で作品に入り込めないという方でも、あだしまならどっぷりと沼にハマれると思います。決して必要以上に読者に優しいということではなく、尖っているシーンではしっかりと読者のハートを抉ってきます。メリハリがついている作品、という言い方が一番しっくりくるかもしれません。

 

    ここまでまどろっこしい説明をしてきましたが、あだしまの最大にして最高の魅力は、安達としまむらの絡みです。というと安達としまむらは仲が良いんだなと思われそうですが、別にそういうわけではないんですよね。かと言って冷えているわけでもないし、説明し難い2人です。読んでください。

 

    ということで、「安達としまむら」を知らない人にもあだしまの魅力を伝えたいと思い書いたブログでしたか、いかがだったでしょうか。納得のいく紹介が出来たかと言うと間違いなくノーなんですが、今日はこれ以上悩んでも上手く書けることはなさそうなので投稿します。あだしまについてのブログ、もっと増えて欲しい……!